中村 勝宏 プロフィール
日本ホテル株式会社・ホテルメトロポリタン エドモント 特別顧問 統括名誉総料理長
ゴブラン会会長/フランス農事功労章受章者協会 終身名誉会長/他
1944年鹿児島県に生まれ、高校卒業後料理界に入る。1970年に渡欧。
チューリッヒの「ホテルアスコット」を皮切りに、15年間に渡り、アルザス「オー・ザルメ・ド・フランス」、プロヴァンス「ロアジス」、パリ「ラセール」など、フランス各地の名立たるレストランでプロの料理人として活躍する。1979年にパリの無名レストラン「ル・ブールドネ」のグランシェフになるや評判店に押し上げ、日本人として初めてミシュランの一つ星を獲得。以降4年半に渡り星を維持する。
その後1984年に帰国し、本場のフランス料理を日本に持ち帰り、ホテルエドモント(現 ホテルメトロポリタン エドモント)の開業とともにレストラン統括料理長となる。1994年同ホテル常務取締役総料理長に就任。2003年にはフランス共和国より農事功労章シュヴァリエ叙勲。2007年ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの総料理長に就任し、2008年の北海道洞爺湖サミットでは総料理長として、各国の要人はもちろん随行員等も含むすべての料理を指揮統括する。2010年にはフランス共和国農事功労章オフィシエ叙勲。2013年日本ホテル株式会社取締役統括名誉総料理長及びホテルメトロポリタン エドモント統括名誉総料理長に就任。2015年クルーズトレイン「TRAIN SUITE(トランスイート)四季島」(JR東日本/ 2017年5月運行開始)の料理監修(現在は料理総監修を務める)。2016年フランス共和国農事功労章コマンドゥール叙勲。2017年には日本初の国連食糧農業機関(FAO)親善大使に就任。2018年日本ホテル株式会社 特別顧問 統括名誉総料理長に就任。2019年「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」選手村メニューアドバイザリー委員会委員に就任。
日本のフランス料理界の第一人者として、後進の育成はもとより、食育の推進、フランス料理を通じた社会貢献など、様々な活動に精力的に取り組んでいる。